改訂新版 世界大百科事典 「ネパール盆地」の意味・わかりやすい解説 ネパール盆地 (ネパールぼんち)Nepal Valley ネパール中央部,首都カトマンズを含む盆地。カトマンズ盆地Kāthmāndu Valleyとも呼ばれる。南のマハーバーラト山脈と北の大ヒマラヤ山脈との間に介在する標高約1300mの中間低地にあたり,東西約20km,南北約35kmの小盆地。肥沃な土壌に恵まれ,米,小麦,ナタネなどの産が多い。1200年ころ~18世紀半ばにはマッラ王朝のもとでネワール(カトマンズの主要住民)文化の花が開いた。18世紀半ばにはグルカ(ゴルカ)勢力がカトマンズを征服,今日に至るシャハ(ゴルカ)王朝を建てた。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by