ハイ・ハツ

普及版 字通 「ハイ・ハツ」の読み・字形・画数・意味


5画

[字音] ハイ・ハツ

[説文解字]

[字形] 象形
草木がしげり、花のしべが垂れる形に象る。〔説文〕六下に「艸木のんなること然(はいはいぜん)たり」とし、(八)(はつ)声とするが、は若い芽や花のしべが垂れるさまに象る。花咲くを秀、花が落ちるのを禿といい、実のなりかけた形が孛(はい)、その充実するさまは勃、穀物ならば穆、実の結ぶことを(い)という。古い字形では、それぞれの字の関係をたしかめることができる。

[訓義]
1. 草木のしげるさま。
2. 花が咲きかけるさま。

[部首]
〔説文〕に・索・孛・(し)(市)・南の六字を属し、〔玉〕になお二字を加える。索の上部は縄の綯(な)いはじめのところで、縄の末端の形。また南は銅鼓の環に紐をかけて懸した形であるから、とは関係がない。〔玉〕には別に部首として索を立てている。

[声系]
〔説文〕に声として肺・旆・沛・孛など十二字を収め、また孛(ぼつ)声として・勃など四字を収める。・孛はいずれも内にたくわえられた力が、外に向かってあらわれる意で、はげしく躍動するさまをいう語である。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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