ハウズラ(読み)はうずら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハウズラ」の意味・わかりやすい解説

ハウズラ
はうずら / 歯鶉

鳥綱キジ目キジ科ハウズラ亜科に属する鳥の総称。この亜科Odentophorinaeには10属33種があり、いずれも新世界に分布し、アメリカウズラともいう。旧世界産のヤマウズラ類(広義)に形態・生態ともに似るが、嘴(くちばし)は短いが鋭くとがり、縁が鋸(のこぎり)の歯状をなし、足にはけづめがないことが特徴である。雌雄異色の種が多い。カンムリウズラ属Lophortyxは額に長い冠羽をもつ。コリンウズラColinus virginianusは全長約20センチメートル、北アメリカの東部から中部耕作地ややぶ地に生息し、鳴き声の聞きなしからボブホワイトbobwhiteとよばれる。3月ごろつがいをつくり、地上の巣に12~16卵を産む。渡りはせず、冬は数十羽の群れで生活する。

[竹下信雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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