ハネナガウンカ

改訂新版 世界大百科事典 「ハネナガウンカ」の意味・わかりやすい解説

ハネナガウンカ

半翅目ハネナガウンカ科Derbidaeに属する昆虫総称。世界に広く分布しているが,とくに熱帯地方に多くの種が生息している。現在までに約1000種ほどが知られている。小型あるいは中型のものが多いが,〈翅長〉の名のように翅は体に比べて大きく,Zoraida属などのように体長の3倍の長さに達する長大な前翅を有するものがある。Rhotana属などでは前翅,後翅ともに幅広で大きい。日本のように温帯に分布する種では夏から秋にかけて成虫が出現する。成虫は植物上で発見されることが多いが,Zoraida属などは枯木上で見つかることも多く,食菌性の種もかなりあると考えられる。成虫はよく灯火に飛来する習性がある。日本にはシリアカハネナガウンカZ.horishana,アヤヘリハネナガウンカLosbanosia hibarensis,アカハネナガウンカDiostrombus politus,アカフハネナガウンカEpotiocerus flexuosus,キスジハネビロウンカRhotana satsumanaなど9属12種が産する。
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