ハヨヒラ(読み)はよひら

日本歴史地名大系 「ハヨヒラ」の解説

ハヨヒラ
はよひら

沙流さる川中流の崖山をさすアイヌ語に由来する地名。当地一帯は近代に入り平取村に包含された。仮名表記は「ハヨヒラ」(「廻浦日記」、板本「東蝦夷日誌」)、「ハヨビラ」(東蝦夷地場所大概書)のほか「アヨヒラ」(「蝦夷日誌」一編など)とも記録され、「ハヨ平」(板本「東蝦夷日誌」)もある。木村「蝦夷日記」も「アヨヒラ」とし、「アヨヒラトモ シリカフ 日本ニテ大キリサメと云、魚の鼻のさき捕かけ善処」(寛政一〇年一一月一二日条)と記す(「シリカフ」の右傍注に「魚名鼻先四五尺」、左傍注に「鎮火して」とある)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む