糠平(読み)ぬかびら

改訂新版 世界大百科事典 「糠平」の意味・わかりやすい解説

糠平[温泉] (ぬかびら)

北海道東部,十勝支庁上士幌町にある温泉。単純泉,38~60℃。糠平湖の南西畔の高台にあり,湖の見晴しがよい。大正年間に湯宿が開かれたころは森の中の温泉であったが,国鉄士幌線糠平駅が1937年開設され,56年糠平ダムのダム湖である糠平湖が完成し急速に発展した(士幌線は1987年,バス路線に変換)。層雲峡方面へ国道273号線,然別(しかりべつ)湖方面へも自動車道が通じ,冬季は糠平湖でのスケートや近くの国設糠平スキー場の基地としてにぎわう。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android