ハーミス

デジタル大辞泉プラス 「ハーミス」の解説

ハーミス

①《Hermes》イギリス海軍の航空母艦。最初から航空母艦として設計・建造されたイギリス軍では最初の艦。1924年2月就役。第二次世界大戦開戦時には、本国艦隊に所属し、船団護衛などに従事した。その後東洋艦隊に編入。1942年4月、セイロン沖海戦にて日本軍機動部隊の攻撃により撃沈。第二次世界大戦中日本海軍が撃沈した唯一のイギリス空母。
②《Hermes》イギリス海軍の航空母艦。セントー級航空母艦。起工時の名称は「エレファント」。1944年に起工されたが、第二次世界大戦終結のため建造が長期化し、竣工は同型艦の中で最も遅い1959年。改装を経て、1971年にコマンド空母に艦種変更。退役予定だった1981年に勃発したフォークランド紛争では、イギリス艦隊の旗艦となり活躍。1984年、除籍。その後、インドに売却され、1987年より空母「ヴィラート」としてインド海軍に就役。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android