バイバック・オイル(その他表記)buy back oil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイバック・オイル」の意味・わかりやすい解説

バイバック・オイル
buy back oil

石油会社が市場価格で買い取った産油国の取得原油のこと。旧来の利権契約において石油会社側が 100%保有していたコスト・オイルの取得権が,産油国の事業参加により半分以下に減少したので,石油会社は産油国の取得原油の一部を市場価格で買い取ることとした。この原油をバイバック・オイルというが,産油国の原油処分能力の増大に伴ってその量は大幅に減少している。バイバック・オイルは,産油国の事業参加による石油会社の取り分原油量の急激な減少が既販売契約に支障をきたすのでこれを救済するためと,産油国に直接販売などの原油処分能力がつくまでのつなぎの役割をもっていたものであるから,産油国の事業参加に伴う過渡的なものと理解される。

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