バシシン

化学辞典 第2版 「バシシン」の解説

バシシン
バシシン
vasicine

(R)-1,2,3,9-tetrahydropyrrolo[2,1-b]quinazolin-3-ol.C11H12N2O(188.23).ペガニンともいう.キツネノゴマ科Alhatoda vasia,ハマビシ科Peganum harmalaに含まれるキナゾリンアルカロイド.(S)-バシシンは白色の針状晶.融点212 ℃.-254°(クロロホルム).有機溶媒に可溶,水に難溶.酸性で徐々にラセミ化する.マメ科Galega officinalisには(S)-バシシンが含まれており,(RS)-バシシンは融点209 ℃,+203°で合成されている.[CAS 6159-55-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android