デジタル大辞泉 「バックビルディング現象」の意味・読み・例文・類語 バックビルディング‐げんしょう〔‐ゲンシヤウ〕【バックビルディング現象】 連続して積乱雲が形成され、数時間にわたって局地的に100ミリ以上の激しい降雨が持続する現象。記録的な集中豪雨をもたらす原因の一つとして知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「バックビルディング現象」の解説 バックビルディング現象 積乱雲が風上で連続して発生し、風下では雨が激しく降り続ける現象。風上(後方)の積乱雲が、ビルが林立するように並んで見えることから名づけられた。通常の積乱雲は極めて狭い範囲に1時間当たり20ミリ程度の雨を降らせ消滅するが、バックビルディング現象では次々と積乱雲が発生し、1時間に100ミリ前後の猛烈な雨を比較的広範囲に降らせ続ける。その発生時間や場所を予測するのは困難とされている。日本では、2013年7月に山口・島根県などで、また14年7月に沖縄県や新潟県で被害をもたらした豪雨などが、積乱雲のバックビルディング現象によるものとみられている。 (2014-7-11) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報