バトントワリング(読み)ばとんとわりんぐ(英語表記)baton twirling

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バトントワリング」の意味・わかりやすい解説

バトントワリング
ばとんとわりんぐ
baton twirling

腕の長さのバトンを、音楽にあわせてくるくると回し躍動するスポーツ。起源については、ヨーロッパ説のほか諸説があるが、スポーツ化したのはアメリカで、1920年代といわれる。日本に入ってきたのは第二次世界大戦後の1950年代で、全日本鼓笛バンド連盟、全日本マーチングバンド・バトントワリング連盟などの組織が結成されたのは60年代になってからである。競技人口は約20万人、うち男子は200人程度である。1977年(昭和52)に世界連盟(本部カナダのレジナ)が設立され、79年から世界選手権が開かれている。競技種目はソロトワール、ツーバトン、ダンストワール、フリースタイルなどがある。

[石井恒男]

その後の動き

1995年に日本スポーツバトン協会が設立され、2004年には大阪で世界バトントワリング選手権大会が行われた。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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