空中(読み)クウチュウ

デジタル大辞泉 「空中」の意味・読み・例文・類語

くう‐ちゅう【空中】

大空の中。そらなかぞら。また、地面水面を離れた所。「空中戦」「ハチドリ空中での停止飛行」
[類語]天空天穹てんきゅう穹窿きゅうりゅう蒼穹そうきゅう太虚たいきょ上天天球青空青天井くう虚空こくう中空ちゅうくう中天上空大空低空高空

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空中」の意味・読み・例文・類語

くう‐ちゅう【空中】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「くうぢゅう」とも ) 大空のうち。地面を高く離れた所。空のなか。なかぞら。そら。
    1. [初出の実例]「空中有声、如大鼓、野雉相驚、地大震動」(出典:続日本紀‐天平一四年(742)一一月壬子)
    2. 「一団の燐火(おにび)、空中(クウチウ)より飛来って」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔白居易‐燕詩示劉臾〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「空中」の読み・字形・画数・意味

【空中】くうちゆう

中空。唐・張若虚〔春江花月夜〕詩 江天一色、纖塵無し 皎皎(けうけう)たり、中の

字通「空」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「空中」の意味・わかりやすい解説

空中 (くうちゅう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の空中の言及

【本阿弥光甫】より

…本阿弥光悦の養子光瑳の長男。空中斎(くうちゆうさい)と号し,〈空中〉の名でよく知られる。家業の刀剣鑑定に長じ,光悦の影響を強く受けて茶,香をたしなみ,絵画,彫刻もよくしたが,ことに作陶に優れた。…

※「空中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android