バージニアシティー(その他表記)Virginia City

デジタル大辞泉 「バージニアシティー」の意味・読み・例文・類語

バージニア‐シティー(Virginia City)

米国ネバダ州西部の町。19世紀後半から20世紀初めにかけて金鉱石の産出でにぎわったが、鉱脈枯渇により衰退。現在は当時の街並みや坑道、鉱山鉄道を保存し、観光業による復興が進められている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バージニアシティー」の意味・わかりやすい解説

バージニアシティー
Virginia City

アメリカ合衆国,ネバダ州西部にある町。リーノー南東約 30kmに位置する。 1859年入植,付近のコムストックロードの金・銀鉱山が開発された。 70年代には,人口3万前後となり,金,銀の採掘高は最高を示した。町には6つの教会と 100の酒場ができ,一夜にして大金持となった人たちのビクトリア朝風の邸宅が立並ぶほど繁栄した。しかし,75年に町は大火にあい,80年代には鉱脈も枯渇し,町は急速に衰微した。人口 600 (1988推計) 。

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