現代外国人名録2016 「パオロプッディーヌ」の解説
パオロ プッディーヌ
Paolo Puddinu
- 職業・肩書
- 歴史学者 サッサリ大学政治学部教授
- 国籍
- イタリア
- 出身地
- サルデーニャ島サッサリ
- 専門
- アジア史, 日本史
- 学歴
- ナポリ大学卒,東京大学
- 勲章褒章
- カバリエーレ勲章, コンメンダトーレ勲章〔2006年〕, 旭日小綬章(日本)〔2008年〕
- 経歴
- 地中海のサルデーニャ島出身。病気で入院していた8歳の時に日本の新聞の切れ端を拾い、神父から日本語であることを教えてもらったのがきっかけで、病気が治ったら日本語を学ぶことを決意する。ナポリ大学卒業後、1972年東京大学に留学。ローマ中近東・極東研究所、ナポリ東洋大学で教鞭を執ったのち故郷に戻り、サッサリ大学法学部助教授、2000年同大政治学部教授に就任。同大で初めてアジア史を教える。一方、幕末の熊本藩士で開国派の横井小楠が福井藩の改革のために書いた「国是三論」など、小楠の文書をイタリア語に翻訳。日本とイタリア、欧州の大学間交流の推進にも積極的に携わる他、日本とイタリアの交流にも貢献。これらの活動が認められ、カバリエーレ勲章、2006年にはコンメンダトーレ勲章を受章。2008年日本政府より旭日小綬章を受ける。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報