パリア半島(読み)パリアはんとう(その他表記)Península de Paria

改訂新版 世界大百科事典 「パリア半島」の意味・わかりやすい解説

パリア半島 (パリアはんとう)
Península de Paria

ベネズエラ北東部,スクレ州にある半島。東に延びて北はカリブ海,南はパリア湾に臨む。地形学的にはアンデス山系北端部を構成するメリダ山脈分枝がベネズエラ北部で東に延び,トリニダード島に向かって突出した部分に相当し,ドラゴンズ・マウス海峡を経てトリニダード島の北部山地に続く。1498年コロンブスは第3次航海の途上初めて南アメリカ大陸に到達したが,そのとき上陸したのがこの地である。
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世界大百科事典(旧版)内のパリア半島の言及

【オペラ】より

… ベルディとワーグナー以後は,彼らに匹敵するほど偉大なロマン派オペラの作曲家はもはや現れなかった。ドイツではワーグナー風の技法をメルヘンの世界と結びつけたフンパーディンクの《ヘンゼルとグレーテル》があり,イタリアでは,下層市民の生活に題材をとり,なまなましい現実感を盛り上げたマスカーニの《カバレリア・ルスティカーナ》とレオンカバロの《パリアッチ》が現れた。しかし,マスカーニやレオンカバロによるベリズモ(写実主義)オペラの成功は一時的なものにすぎず,18世紀以来イタリアで培われてきたベル・カント唱法の伝統を受け継いで抒情的旋律美の最後の峰を築いたのは,《ラ・ボエーム》や《蝶々夫人》で知られるプッチーニであった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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