ひっしり

精選版 日本国語大辞典 「ひっしり」の意味・読み・例文・類語

ひっしり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. すきまなく並ぶさまを表わす語。びっしり。
    1. [初出の実例]「軒と軒とを、ひっしりと建ならべた程にの」(出典:虎寛本狂言・察化(室町末‐近世初))
  3. きびしく言いきったり、言い当てたりするさまを表わす語。ぴしり。ぴしゃり。
    1. [初出の実例]「人の皮を被りても、人とは云れぬ処を、ひっしりと指付て戒めらるる」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))
  4. ひっしと
    1. [初出の実例]「懸空にないぢかな指し近いことからしゃりむり必至りと念願にして為抜くことにて候」(出典:雑話筆記(1719‐61)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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