ヒップリテス(その他表記)Hippurites

最新 地学事典 「ヒップリテス」の解説

ヒップリテス

学◆Hippurites

厚歯二枚貝類のヒップリテス目(Hippuritoida)Hippuritaceae亜目Hip-puritidae科の代表属。外観はサンゴ状。二枚の貝殻は著しく不等で,下側の殻(右殻)は円錐形,上側の殻(左殻)は平らで蓋状。長さはふつう10~20cm,ときに1mにもなる。殻は厚く,構造は複雑。殻表に縦方向の肋と溝がある。下側の殻で他の個体生物などに固着し,サンゴ類とともに,あるいは単独で礁を形成。サンゴ類と形態・生態などが似ており,進化上の収斂れんの例に挙げられる。ヨーロッパ・北東アフリカ・アジア・北米・カリブ地域に分布白亜紀後期の重要な示準化石

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒップリテス」の意味・わかりやすい解説

ヒップリテス
Hippurites

軟体動物門二枚貝綱厚歯二枚貝 (パキオドンタ) 目に属する。白亜紀に生存したルディステス上科ヒップリテス科の代表属。外見角状,単体サンゴに似て縦の肋と溝が顕著で,一見,二枚貝とは思えないほど異形のものである。着生し,下の殻は円錐形,上の殻は平たい笠状。大きさは普通 10~20cm程度であるが,1mぐらいになる種もある。白亜紀後期の示準化石。

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