日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビエレ・カルパチ山脈」の意味・わかりやすい解説 ビエレ・カルパチ山脈びえれかるぱちさんみゃくBielé Karpaty カルパティア山脈中、ポーランドとチェコの国境からルーマニアの中央部にかけてほぼ半円形に湾曲する山脈の一部で、小カルパティア山脈の北に南西から北東方向に連なる山脈。白カルパティア山脈White Carpathian Mountainsともいう。長さ約80キロメートル、幅約30キロメートル。第三紀造山運動により完成したアルプス・ヒマラヤ褶曲(しゅうきょく)帯の一部であるが、アルプスに比して標高ははるかに低く、山地は連続性に乏しい。チェコ共和国とスロバキア共和国の国境をなす。[三井嘉都夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例