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山脈 さんみゃくmountain range

翻訳|mountain range

デジタル大辞泉の解説

さん‐みゃく【山脈】

山地が、細長く連なって脈状をなしているもの。比較的高く険しい山々についていう。「褶曲(しゅうきょく)山脈」「ヒマラヤ山脈

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百科事典マイペディアの解説

山脈【さんみゃく】

個々の山稜が全体として脈状に続いた山地。成因により褶曲(しゅうきょく)山脈,断層山脈に区分されるが,現実には褶曲や断層運動がそのまま山脈の形成につながるわけではない。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんみゃく【山脈 mountain range】

山はふつう群がり集まって広い地域を占め,いわゆる〈山地mountains〉を形成しているが,その中でおもな山稜が長く脈状に連なっている場合を山脈という。山脈が並行していくつも重なっている部分を山系mountain system,cordilleraという。実際に固有名詞を付して呼ぶ場合には,山脈,山系,山地は,しばしば混同して用いられている。 日本では第2次大戦後地図類に載せる自然地域名称の基準が1954年に地理調査所(現在の国土地理院)で決められたとき,中国山地四国山地九州山地養老山地関東山地のように〈山地〉と統一的に呼ばれ,一方で,飛驒山脈赤石山脈木曾山脈,紀伊山脈などは従来の慣用に従って〈山脈〉の名がそのまま生かされた。

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大辞林 第三版の解説

さんみゃく【山脈】

山々が長く連なって帯状に延びる山地。 「飛驒-」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山脈
さんみゃく
mountain rangemountain chain

連続して脈状に一定の方向に連なる山地をいう。世界における大山脈は、台地や高原と異なり、特定の地帯に分布している。環太平洋造山帯やアルプス‐ヒマラヤ造山帯の山脈群はその例である。この両造山帯の分布と大陸の配置関係は、プレートテクトニクス説で説明されている。世界の各地の山脈は、成因、形成の時代、形や位置などを指標にして区分されている。[有井琢磨]

成因による区分

この区分による山脈として、褶曲(しゅうきょく)山脈と断層山脈がある。褶曲山脈は、山脈の地質構造が褶曲作用で形成されたものである。世界の大山脈は褶曲運動を主体とする地殻運動で生じたものである。褶曲によって生じた尾根を背斜、谷を向斜とよんでいる。陸上では絶えず侵食作用が働いているので、褶曲の構造が完全に地形に現れている山脈は、ほとんど存在していない。フランスとスイスの間にあるジュラ山脈は、褶曲構造と山脈の起伏が比較的一致した例として知られている。侵食作用を受けて褶曲の背斜部が谷になり、向斜部が尾根になるような場合が多い。ヨーロッパのアルプス山脈・ピレネー山脈・ウラル山脈、北アメリカのアパラチア山脈・ロッキー山脈などでは、山脈の地形と複雑な褶曲構造の関係がよく調査されている。
 断層運動で形成された山脈を、断層山脈とよんでいる。この山脈は、断層変位で生じた断層崖(がい)とよばれる急崖で限られている。地塁山脈は、山脈の両側(またはその周縁)が断層崖で限られた山脈である。わが国には地塁山脈の発達が良好であり、本州の木曽(きそ)・赤石・鈴鹿(すずか)などの山脈はその適例である。傾動地塊山脈は、山脈の一方の側が断層崖、他の側は傾いた山地斜面からなる地形である。アメリカのシエラ・ネバダ山脈はその典型として知られる。[有井琢磨]

時代による区分

古生代に生じた山脈(パレイデンPaliden)、中生代から新生代にかけて生じた山脈など、形成された地質時代によって山脈を区分することがある。前者の例としてヨーロッパのカレドニア山脈・ヘルシニア(バリスカン)山脈、後者の例として環太平洋造山帯およびアルプス‐ヒマラヤ造山帯の山脈などがあげられる。[有井琢磨]

形・位置による区分

円弧状の一部をなすように配列する山脈を弧状山脈という。日本列島を含むアジア大陸周縁部には、この地形の発達が著しい。対曲・連鎖・平行・雁行(がんこう)・分岐などの諸型がある。主分水嶺(ぶんすいれい)の位置にある山脈を脊梁(せきりょう)山脈といい、この典型的な例はロッキー山脈である。[有井琢磨]

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