現代外国人名録2016 「ビジェイシン」の解説
ビジェイ シン
Vijay Singh
- 職業・肩書
- プロゴルファー
- 国籍
- フィジー
- 生年月日
- 1963年2月22日
- 出生地
- ラウトカ
- 受賞
- PGA年間最優秀新人賞〔1993年〕,PGA年間最優秀選手〔2004年〕
- 経歴
- 祖先はインド人。航空機技師だった父からゴルフを学ぶ。レッスンプロを経て、1982年欧州ツアーでプロデビュー、当時唯一の有色人種プロとして注目を集める。’85年スコアカード改竄の疑いでツアー追放処分を受ける。’87年ナイジェリアオープンで優勝して復帰し、’88年から処分のとけた欧州ツアーで活躍、同年南アフリカツアー賞金王。’93年からは米国男子プロツアー(PGA)にも参戦、同年ビュイック・クラシックで初優勝。’97年1月南アフリカ・オープン(欧州ツアー)で優勝。同年10月世界マッチプレー選手権で優勝。’98年マスターズで予選落ちするまでの米国ツアー53試合連続決勝進出記録は歴代5位(当時)。同年8月全米プロゴルフ選手権でメジャー初優勝。2000年4月マスターズで初優勝しメジャー2勝目。2003年11月、5年連続賞金王の可能性があったタイガー・ウッズ(米国)を抑えて初の賞金王に輝く。2004年にはウッズの持つ1シーズン獲得所金額の全米ツアー記録を更新する945万5566ドルをマークし、ウッズが264週間もの間君臨した世界ランク1位の座を奪取した。同年は全米プロゴルフ選手権など9勝を挙げ、史上初めて1000万ドルを突破し1090万5166ドルを獲得、2度目の賞金王と年間最優秀選手に輝く。2005年はウッズに賞金王の座を明け渡したものの2位となり、米国ツアー、同チャンピオンズツアー(シニア)の出場選手を対象にした部門では最年少の42歳で世界ゴルフ殿堂入り。2008年3度目の賞金王となる。米国ツアー通算34勝(うちメジャー3勝)。188センチ、94キロ。フィジー唯一の世界的ゴルフプレーヤー。“ビジェイ”はヒンズー語で“勝利”を意味する。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報