ビピンナリア(その他表記)bipinnaria

デジタル大辞泉 「ビピンナリア」の意味・読み・例文・類語

ビピンナリア(bipinnaria)

ヒトデ類の浮遊型の幼生。体は円錐形で、左右相称。さらにブラキオラリア期を経て変態し、成体となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビピンナリア」の意味・わかりやすい解説

ビピンナリア
bipinnaria

棘皮動物門ヒトデ綱の動物の幼生の名称。体長 0.5mm内外。体は左右相称で,口の前と肛門近くに繊毛の環がある。浮遊性プランクトンとして海岸近くに現れる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のビピンナリアの言及

【棘皮動物】より

…しかし,ヒトデ類の中で,ある期間保育したり,胎生を経て直接成体になるものもある。ウニ類の幼生はエキノプルテウスechinopluteus,クモヒトデ類の幼生はオフィオプルテウスophiopluteus,ヒトデ類の幼生はビピンナリアbipinnaria,ナマコ類の幼生はアウリクラリアauriculariaと呼ばれている。再生力が強く,ヒトデ類では中央の盤がついていれば1本の腕から全体を再生することもできる。…

※「ビピンナリア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android