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成体 セイタイ

デジタル大辞泉の解説

せい‐たい【成体】

十分に成長して、生殖が可能となった生物体。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいたい【成体 adult】

個体発生過程の最終段階にあり,生殖が可能となった生物(主として動物)個体をさす。昆虫では成虫,植物では成形といわれることが多い。一様に受精卵(種子)から出発しても,成体に到達するまでの過程は生物の種類によってさまざまで,胚,幼生(昆虫の場合は幼虫,植物では幼形),胎児,幼若個体などの段階を経る。幼生から成体への移行は一般に変態と呼ばれる。ヒトの場合は,生殖能力から見る限り思春期には成体に達することになるが,脳の発達はなお20歳ころまで続くため,成人という概念のほうが生物学的な成体の概念に近いと思われる。

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大辞林 第三版の解説

せいたい【成体】

成熟して生殖作用を営めるようになった生物体。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

成体
せいたい

個体発生後、十分に成長して独立した生活を営み、生殖巣ならびに内外の生殖器官が成熟し生殖可能となった個体をいう。脊椎(せきつい)動物では、初め体の成長とともに生殖巣、生殖器官は緩やかに発達する。ある年齢期(思春期)に達すると、脳の視床下部に生じた変化により脳下垂体前葉で生殖腺(せん)刺激ホルモンなどが分泌され、体の急速な成長とともに生殖諸器官は急速に成熟し成体となる。多くの無脊椎動物の生殖諸器官は、脱皮あるいは変態とともに発達し、最終脱皮あるいは最後の変態とともに成熟する。これらの過程に、脊椎動物と同じくホルモン(神経分泌物質)が関与すると考えられる。[竹内重夫]

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