出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…図形において,対応する各部が,ある点や直線または面などを介して,互いに等距離に配置された状態。幾何学でいう左右対(相)称,点対称など(対称)。古代ギリシア語の〈シュンメトリアsymmetria〉が語源で,これは事物の大きさがある共通の尺度で測り切れる(割り切れる――通約)状態を指し,さらにある基準に対して一定の比例を保つこと,またそのような比例の保証する美的・宇宙的調和をも意味した。幾何学的対称はこの本来の語義の一部にすぎず,このように限定されたのは近世以後のことである。…
…第2は互いに直交する二つの相称面をもつもので,腔腸動物のサンゴ虫類やクシクラゲ類がこれにあたる。第3は,ただ一つの相称面つまり正中面をもち,この平面を挟んで体の左右の半分が鏡像の関係にあるもので,これを左右相称(両側相称)という。大半の脊椎動物や無脊椎動物がこれである。…
…日本の伝統的建築は,これを世界的にみれば,中国建築系の一支流にすぎない。中国建築の影響は仏教建築以前にもあったが,飛鳥時代における仏教建築の伝来,鎌倉時代における宋様式の輸入は,とくにその著しいものであった。しかし,中国の建築と日本の建築とを比較してみると,そこにかなり大きな相違がみられる。外来様式の輸入に熱心であった奈良・鎌倉時代の建築を中国のそれと比較すると,新薬師寺本堂や栄山寺八角円堂の簡素な美しさは中国の建築には全く求められないし,禅宗建築の細部にまでゆきとどいた精妙な技法は,細部の粗雑な中国建築とはかなりかけ離れたものである。…
※「左右相称」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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