びわ首沢遺跡(読み)びわくびざわいせき

日本歴史地名大系 「びわ首沢遺跡」の解説

びわ首沢遺跡
びわくびざわいせき

[現在地名]郡山市熱海町中山

五百ごひやく川北岸の河岸段丘上に立地する。縄文時代中期後半から後期初頭の集落跡。昭和五四年(一九七九)に発掘調査が行われ、縄文時代中期末葉の複式炉をもつ竪穴住居跡三八棟、縄文時代後期初頭の住居跡一棟(地床炉)・石囲炉跡二基・土坑三七基が検出され、縄文時代中期後葉から晩期末葉にかけての土器・土製品・石器・石製品などが出土した。調査した約一二〇〇平方メートルから三五基という多数の複式炉が検出され、一〇棟で切合いが認められる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android