普及版 字通 「ビン・ミン・つとめる」の読み・字形・画数・意味

9画
(異体字)
9画
[字訓] つとめる
[説文解字]

[金文]

[字形] 会意
民+攴(ぼく)。民は眼睛(がんせい)を破る意象の字。新しい服属者を神の徒隷(とれい)とするために、その一眼を傷つけた。それに攴を加えて、強制使役することをいう。〔説文〕三下に「彊(つと)むるなり」とし、〔玉
〕に「
むるなり」とあって、勉強の意。字はまた
・
に作り、〔爾雅、釈詁〕に「
・
は強(つと)むるなり」とあって同訓。金文の〔毛公鼎〕に「
天疾畏」の語があり、〔詩、大雅、召旻〕〔詩、小雅、雨無正〕に「旻天(びんてん)疾威」というものも同じ。また〔師望鼎〕に「純を得て
(やぶ)ること
(な)し」とあって、古くは泯と同義に用いた。[訓義]
1. つとめる。
2. 泯(びん)と通じ、みだれる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕
ツトム・ハゲマス/
ハゲマス・ツトム[語系]
・
・
・
mienはみな同声。
mi
n、
(勉)・俛・
mianも声近く、つとめはげむ意がある。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

