眼睛（読み）ガンセイ

デジタル大辞泉

がん‐せい【眼^×睛】

ひとみ。くろめ。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

がん‐せい【眼睛・眼精】

1. 〘 名詞 〙
2. ① ひとみ。くろめ。めだま。まなこ。目睛。瞳子。
   1. [初出の実例]「暗来暗去到_二清明_一、上巳春光費_二眼精_一」(出典：田氏家集（892頃）下・上巳対雨翫花)
3. ② 目つき。目の光。眼色。眼勢。視点。
   1. [初出の実例]「白刃骨を砕くくるしび眼睛をやぶり」(出典：光悦本謡曲・兼平（1548頃）)
   2. 「眼睛数々(しばしば)転じて視る所正しからず」(出典：山鹿語類（1665）二一)
4. ③ 物事をはっきりと見きわめる力。また、物事の真実を見抜く力。眼力。心眼。
   1. [初出の実例]「見_二田頭里坪_一、於_二眼精之所_一レ覃 不_レ違_二段歩_一云々」(出典：吾妻鏡‐正治二年（1200）一二月三日)
5. ④ ( 比喩的に ) 物事の主要となるところ。重要なところ。眼目。
   1. [初出の実例]「道現成の果果条条、みな古仏の不古なり、古仏の長今なり。これを正法眼蔵の眼睛とすべし」(出典：正法眼蔵（1231‐53）仏道)

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普及版 字通

【眼睛】がんせい

ひとみ。

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出典　平凡社「普及版 字通」