フタルアルデヒド

化学辞典 第2版 「フタルアルデヒド」の解説

フタルアルデヒド
フタルアルデヒド
phthalaldehyde

1,2-benzonedicarboxaldehyde.C8H6O2(134.13).o-キシレンの光ハロゲン化により,または,α,α,α′,α′-テトラブロモあるいはテトラクロロ-o-キシレンの加水分解によっても得られる.淡黄色の結晶.融点55~57 ℃,沸点83~84 ℃(106 Pa).水,エタノール,エーテルヘキサンに可溶,石油エーテルに難溶.水蒸気蒸留できる.有機合成原料および蛍光ラベル化剤として,第一級アミン,アミノ酸,アミノ糖の分析に用いられる.[CAS 643-79-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android