フランス南東部、ローヌアルプ地方の中心都市リヨン(Lyon)旧市街中心部、フルビエールの丘の上に建つバシリカ式の大聖堂。リヨン市街のいたるところから眺めることができる、同市のシンボル的存在である。1872年に、リヨン市民の寄付により着工し、1896年に完成した。フルビエールの丘にはサンジャック広場からケーブルカーで登ることができる。広場、庭園とともに「リヨン歴史地区」の一部として世界遺産に登録されている。丘の麓にはサンジャン大司教教会(Cathédrale Saint Jean)が、また近くにはフランス国内最大級の古代ローマ劇場遺跡がある。