化学辞典 第2版 「ブィルスマイヤー反応」の解説
ブィルスマイヤー反応
ブィルスマイヤーハンノウ
Vilsmeier reaction
ブィルスマイヤー-ハーク反応(Vilsmeier-Haack reaction)ともいう.ジメチルアミノ基やヒドロキシ基などが置換した芳香環は求電子反応を受けやすく,N,N-ジメチルホルムアミドと塩化ホスホリルによりホルミル基が導入される反応.N,N-ジメチルホルムアミドと塩化ホスホリルから形成されるインモニウム塩中間体が芳香環を求電子攻撃し,さらに加水分解を受けてアルデヒドになる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報