現代外国人名録2016 「ブトロス・ブトロスガリ」の解説
ブトロス・ブトロス ガリ
Boutros Boutros Ghali
- 職業・肩書
- 政治家,政治学者 元国連事務総長,元エジプト国民人権会議会長
- 国籍
- エジプト
- 生年月日
- 1922年11月14日
- 出生地
- カイロ
- 学歴
- カイロ大学法学部政治学科〔1946年〕卒,パリ大学卒
- 学位
- 博士号(パリ大学・国際法)〔1949年〕
- 勲章褒章
- 勲一等旭日大綬章(日本)〔1997年〕
- 受賞
- オナシス賞〔1995年〕
- 経歴
- 祖父は首相、叔父は外相を務めた政界の名門の出。1949〜77年カイロ大学教授、またコロンビア大学(米国)、プリンストン大学、パリ大学などで国際法や国際関係論を講じる。パリ大学客員教授、「インターナショナル・ポリティックス」誌編集長、エジプトの有力紙「アルアハラム」政治戦略研究所会長、アフリカ政治学会会長なども務めた。サダト大統領時代の’77年10月から外交担当国務相、メギド外相とともにエジプト外交の実務に当たる。’78年の対イスラエル和平の“キャンプデービッド合意”に尽力。’89年6月には実質的な大統領特使としてイスラエル入り、パレスチナ和平に対するムバラク大統領の考え方をシャミル・イスラエル首相に伝えた。’91年5月から外交担当副首相。’92年1月第6代国連事務総長に就任。’96年12月退任。’97年〜2002年国際フランス語圏機構(OIF)の初代事務総長。2003〜2006年発展途上国46ケ国でつくるサウスセンター評議会議長、2003〜2012年エジプト国民人権会議会長。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報