ブルニゼム
Brunizem
チェルノーゼム地帯よりやや湿潤・冷涼な自然草原(プレーリー)に分布する成帯性土壌型名。チェルノーゼムと褐色森林土またはレシベ土の移行型。極暗褐色ないし灰褐色の厚いA層をもち,チェルノーゼムに似ているが,塩基類は溶脱され,炭酸塩の集積層はみられない。褐色化したB層あるいは粘土の集積したBt層がみられるため,チェルノーゼムとは区別される。北米中西部のコーンベルト下でプレーリー土と呼ばれている土壌の大半はこのブルニゼムである。
執筆者:永塚 鎮男・田村 憲司
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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ブルニゼム
brunizem
暗色の表層土が漸次に褐色の土壌を経て 60cm~1.5mぐらいの間に淡色の母材に移行する土壌。温和な半湿潤気候下の長草草原に形成されたもの。以前プレーリー土 prairie soilといわれていたもので,モリソル目のユードル Udollがほぼこれにあたる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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岩石学辞典
「ブルニゼム」の解説
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のブルニゼムの言及
【土壌型】より
…ロシア平原からウクライナにかけて広く分布するこの土壌は,厚い黒色のA層が1m近くもあるきわめて養分に富んだ肥沃な土壌である。ステップよりやや雨量が多くなると,より丈の高い草本類からなる草原すなわちプレーリーが成立し,ここではチェルノーゼムと褐色森林土の中間的性質をもつブルニゼム([プレーリー土]あるいはフェオゼムともいわれる)が生成している。ブルニゼムはチェルノーゼムによく似た土壌であるが,溶脱作用はいっそう進んでいるため炭酸カルシウムの集積層はない。…
【プレーリー土】より
…北アメリカの大草原地帯東部の高茎草本からなる自然草原(プレーリー)に生成された土壌。ブルニゼムbrunizemあるいはフェオゼムphaeozemとも呼ばれ,アメリカの土壌分類体系ではユードル亜目に含まれる。ステップのチェルノーゼムと湿潤温帯の褐色森林土あるいはレシベ土との中間に位置する成帯性土壌型とみなされる。…
※「ブルニゼム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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