母材(読み)ボザイ

デジタル大辞泉 「母材」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐ざい【母材】

接合あるいは切断される金属材料
建築・土木などで、主要材料。特に、コンクリートにおけるセメント

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精選版 日本国語大辞典 「母材」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐ざい【母材】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 主要材料。
  3. セメント・砂・砂利・水の混合によってできるコンクリートの場合の、特にセメントをさしていう。
  4. 溶接あるいは切断される側の金属材料。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「母材」の意味・わかりやすい解説

母材
ぼざい

土壌地殻表層気候地形生物、材料、時間などの諸要因の影響を受けて生成されるが、この土壌を構成する物質のもとの無機または有機質材料のことをいう。通常は母材のもとになっている岩石である母岩が風化作用により変質した物質であり、土壌断面下部の固化していないC層のことをいう。母材の性質土壌生成に大きな影響を与え、一般的に若い土壌ほど母材の影響が強く現れる。母材は堆積(たいせき)様式により硬質岩由来の残積性、軟質岩由来の残積性、運積性、集積性に分けられる。

[小山雄生]

『大羽裕・永塚鎮男著『土壌生成分類学』(1988・養賢堂)』

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