プロトン受容性溶媒(読み)プロトンジュヨウセイヨウバイ

化学辞典 第2版 「プロトン受容性溶媒」の解説

プロトン受容性溶媒
プロトンジュヨウセイヨウバイ
protophilic solvent

プロトン溶媒ともいう.両性溶媒(プロトンを受容する性質と供与する性質とをあわせもつ溶媒),および非プロトン性溶媒(プロトンを放出したり水素結合を供与したりする性質が非常に弱い溶媒)のうち塩基性が水よりも強い溶媒をプロトン受容性溶媒という.分子中に負電荷が局在した酸素原子や窒素原子が存在し,比誘電率20以上の極性を示すものが多い.ジメチルスルホキシドジメチルホルムアミドなどが代表的なものである.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android