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溶媒 ようばい solvent

翻訳|solvent

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

溶媒
ようばい
solvent

溶剤ともいう。1つの溶液において,その溶液をつくるにあたって溶かされた成分を溶質といい,溶質を溶かすのに用いた成分を溶媒という。溶質,溶媒の区別がつけにくい場合は多量に存在するほうを通常は溶媒と考える。

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デジタル大辞泉の解説

よう‐ばい【溶媒】

溶液で、溶質を溶かしている液体物質。液体どうしの場合は分量の多いほうをいう。

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百科事典マイペディアの解説

溶媒【ようばい】

溶液の一成分で,他の成分(溶質)を溶かしている物質。気体または固体が液体に溶解して溶液をつくっている場合,その液体を溶媒といい,気体や固体のほうを溶質という。たとえば食塩水では水が溶媒で,食塩が溶質。
→関連項目溶解溶質

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栄養・生化学辞典の解説

溶媒

 溶剤ともいう.物質を溶かす液体.

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世界大百科事典 第2版の解説

ようばい【溶媒 solvent】

溶体をつくる媒体,すなわち溶質を溶かすのに用いる成分を溶媒という。液体と,固体または気体とからなる溶液では,液体成分を溶媒という。液体と液体の溶液,固体と固体の溶体がつくられる場合は,多量に存在するほうを溶媒とみなす。普通は液体をさしていうことが多い。最も多くの物質を溶かしうる溶媒は水である。ほかにはメチルアルコールエチルアルコールなどのアルコール類,ベンゼンベンジンなどの有機物が溶媒として用いられている。

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大辞林 第三版の解説

ようばい【溶媒】

溶液の成分のうち、他の成分を溶かしている液体物質。普通は最も多量に存在する液体物質。溶液の場合だけでなく、一般の溶体の場合にも、最も多量に存在する成分を溶媒という。 ↔ 溶質

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

溶媒
ようばい
solvent

溶体(溶液)の構成成分のうち、分量(分子数)の多いほうを溶媒という。これに対し少ないほうが溶質である。溶質を溶かすために用いる液体は、工学分野では「溶剤」とよぶ習わしであるが、それ以外の分野では溶媒のなかに含めてしまう。しかし、このような広義の場合を別とすれば、やはり溶媒と溶剤とは別のものである。たとえば、液性による吸収スペクトルの変化はやはり「溶媒効果」であり、「溶剤効果」はやや奇異である。溶媒は「溶液の中」におけるほうに主力点がある。溶媒和、溶媒化合物などもいずれも同様な例である。
 溶媒はいろいろな分類法がある。極性溶媒と非極性溶媒に分けたり、「水」と「非水溶媒」とに区分したりするのはよく使われる分類法である。プロトン性溶媒と非プロトン性溶媒に分けることも行われる。水・液体アンモニアなど、解離して溶媒和プロトンをつくるものをプロトン性、液体二酸化硫黄(いおう)・塩化チオニルのように解離性のプロトンのないものを非プロトン性溶媒という。
 溶媒の選択などには、いろいろな性質を指針とせざるをえない。誘電率、自己解離定数、溶解度パラメーター、その他種々の条件に適合した尺度が多数ある。[山崎 昶]
『篠田耕三編『合成と溶解のための溶媒』(1969・丸善)』

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