最新 地学事典 「ヘリサイト構造」の解説
ヘリサイトこうぞう
ヘリサイト構造
helicitic structure
斑状変晶中の包有物が帯状配列を示す変成岩の構造。アルバイト・ざくろ石・十字石・紅柱石・クロリトイドの斑状変晶中の石英・グラファイト・黒雲母・角閃石・緑れん石・磁鉄鉱などの包有物が帯状配列する場合。これらの包有物は斑状変晶の成長とともに取り込まれたもので,その帯状配列(si片理)は斑状変晶の成長以前の層理面や片理面などの面構造の名残である。si片理を基質の面構造(se片理)と比較することによって,結晶成長と変形運動の前後関係が推定される。
執筆者:小島 丈児・在田 一則
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

