ヘルペスワクチン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルペスワクチン」の意味・わかりやすい解説

ヘルペスワクチン

ヘルペスウイルスには,単純ヘルペスウイルス (HSV) と水痘帯状疱疹ウイルス (HZV) の2種があり,HSVはI型と II型にわかれている。 HSV-I型による疾患を口部疱疹,II型によるものを陰部疱疹といい,HZVは水痘と帯状疱疹を起す。抗ウイルス剤としてはイドクスウリジン,ピダラビン,アシクロビルなどが用いられている。ワクチンの開発も行われているが,HSVはハムスター培養細胞に対して毒性を示すことから,弱毒生ワクチンや不活化ワクチンは不適である。このため,HSVの特異的膜抗原や糖蛋白をサブユニットとして用い,遺伝子組換え法と,ワクチニアウイルスに HSVの糖蛋白の一部を組込ませる方法での生ワクチンの研究が行われている。また抗原部分のクローン化の研究も進められている。

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