ヘン・こうもり

普及版 字通 「ヘン・こうもり」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] ヘン
[字訓] こうもり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(へん)。平の意がある。〔説文〕十三上に「蝠(へんぷく)なり」、次条に「蝠(ふく)は蝠なり」とあり、こうもりをいう。〔方言、八〕に「關よりして東、之れをと謂ひ、或いは之れを飛鼠と謂ひ、或いは之れを老鼠と謂ひ、或いは之れを仙鼠と謂ふ。關よりして西、秦・、之れを蝠と謂ふ」とみえるが、蝠は通語である。

[訓義]
1. こうもり。
2. 獺(へんだつ)は、かわうそ。

[古辞書の訓]
和名抄蝠 本に云ふ、蝠、一名伏、加波保利(かはほり)(箋)今俗に譌(あやま)りて加宇毛利(かうもり)と呼ぶ 〔名義抄蝠 カハボリ 〔字鏡集〕 カハホリ

[語系]
蝠byen-biukは双声の形況の語。その飛ぶさまから名をえたものと思われる。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android