岩石学辞典 「ホルンフェルス組織」の解説 ホルンフェルス組織 強い接触変成作用によって形成される特有の組織.通常は原岩よりもやや粒度が粗く,一般に変形を受けていない.細粒または粗粒で片理や裂開はなく,構成鉱物は大体等粒であり,片麻状,片状,粒状とは区別される.この組織をもつ岩石がホルンフェルス.また,新しい変成鉱物の点紋(spot)が形成されることがある.ホルムスは鉱物の点紋を含む組織をマキュローズ(maculose)組織とした[Holmes : 1920].ラテン語でmaculaは班点の意味.しかし,マキュローズ組織という語はあまり使用されていない. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報