ボイロン修道院(読み)ボイロンしゅうどういん(英語表記)Abbey of Beuron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボイロン修道院」の意味・わかりやすい解説

ボイロン修道院
ボイロンしゅうどういん
Abbey of Beuron

ドナウ川上流南ドイツのジグマリンゲンにあるベネディクト会の大修道院。起源は 11世紀の修道参事会にさかのぼるが,ベネディクト会修道院となったのは 19世紀後半からである。典礼改革に先駆的役割を果したが,宗教美術,グレゴリオ聖歌の研究と演奏,各種の学術研究によっても有名。ベネディクト・ボイロン修族の母修道院で,傘下多くの支修道院をもつ。

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