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典礼改革 てんれいかいかくliturgical reform

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

典礼改革
てんれいかいかく
liturgical reform

キリスト教典礼の真の精神に立返り,その最良の伝統を保持発展させるとともに,現代への適応をもはかろうとする改革運動。典礼運動とほぼ同義。 19世紀末より主としてカトリック教会において叫ばれるようになり,第2バチカン公会議 (1962~65) とその後に導入された新典礼において結実した。典礼の新しい研究と理解,新しい典礼式や音楽の導入,典礼解説書の普及などとともにグレゴリオ聖歌の復興もはかられたが,これらはいずれも典礼を神の民の共同礼拝行為であるとして,その真の霊的力と美とを取戻し,信徒の積極的理解と参加を実現しようとするものであった。教皇庁は当初,典礼改革に対して慎重な態度を示していたが,1947年 11月 27日の回勅「メディアトル・デイ」以後その促進に努め,第2バチカン公会議後は,各国語を用いる新ミサ典礼書の施行をはじめ多くの改革を打出し,運動の主導権をにぎった。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典内の典礼改革の言及

【カール[大帝]】より

…すなわち教会教区civitasを骨格とし,修道院を肉とし,ガリア典礼を改訂したローマ典礼を血液としたものである。この〈典礼改革〉とその普及が,宮廷学校以下諸学校でラテン語教育が励行された原動力であり,それは,修道院が今日のいわゆる小文字である〈カロリング小文字minuscules carolines〉を作り出した。また,彼の王直領地と修道院・教会領は,荘園の経営法の模範となった。…

※「典礼改革」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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