ボツ・くぐる・しずむ

普及版 字通 「ボツ・くぐる・しずむ」の読み・字形・画数・意味


4画

[字音] ボツ
[字訓] くぐる・しずむ

[説文解字]

[字形] 会意
(はん)+(又)(ゆう)。は氾の従うところで、氾は水に浮游する者、水没者。はこれに手を加える形。〔説文〕三下に字の上部を囘の形に作り、「水に入りて取るるなり。の囘下に在るに從ふ。囘は古回、回は淵水なり」という。頁部九上に「(ぼつ)は頭を水中(い)るるなり」とあり、は水没を示す形。は沒(没)の初文とみてよく、人の没するを歿という。

[訓義]
1. くぐる、水にくぐる、しずむ。
2. しぬ。
3. 字はまた没に作る。

[声系]
〔説文〕に声として・沒など三字を収める。・沒はみな水没の意。歿は〔広雅、釈詁四〕に「るなり」とあり、もと水死をいう字であった。

[語系]
・沒・歿・mutは同声。〔説文〕四下に「(ぼつ)はるなり」とし、重文として歿の字を出している。みなの声義を承け、その繁文とみてよい字である。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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