ボール弁(読み)ボールべん(英語表記)ball valve

翻訳|ball valve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボール弁」の意味・わかりやすい解説

ボール弁
ボールべん
ball valve

玉弁ともいう。普通,鋼球を弁体とし,円錐形弁座に組合せた構造球形の弁。簡単な逆止め弁やポンプ弁として,高粘度液や固体粒子などを含む液体の場合によく使用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のボール弁の言及

【人工弁】より

…以来今日まで幾多の改良が加えられ,現在多数の人工弁が使用されているが,大きく分けると機械弁と生体弁に分けられる。(1)機械弁 ボール弁,ディスク弁,傾斜型ディスク弁,二葉弁などがあり,とくにスター型ボール弁は60年に臨床使用が始められてから今日まで広く使用されてきた。構造が簡単で耐久力も優れているが,血流が生理的な状態とまったく異なり,血栓ができやすいのが欠点である。…

【バルブ】より

…全開時の抵抗は比較的小さいが,全閉時に気密性を保つことが構造上むずかしく,主として低圧用や気密性の要求の低い用途に使われる。(4)ボール弁 流路をくり抜いたボール状の弁体を弁箱の中に入れ,そのボールを直径軸のまわりに90度旋回して流路の開閉を行うもの(図d)。ボールの代りに円錐状のプラグを使うものはコックcockと呼ばれ,ガス栓や化学実験用などに広く使われている。…

※「ボール弁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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