ポゾラン

百科事典マイペディア 「ポゾラン」の意味・わかりやすい解説

ポゾラン

コンクリート用のシリカ質混合材。それ自体水硬性はないが,コンクリート中の成分と徐々に化合して不溶性の化合物をつくる。天然のものでは火山灰,凝石灰,ケイ藻土,人工のものではフライアッシュ,焼成した粘土等がある。→シリカセメント

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のポゾランの言及

【セメント】より

…可溶性シリカ分の多い火山灰,白土,凝灰岩,ケイ藻土などとポルトランドセメントを混合したセメント。なお,シリカ質混合材を総称してポゾランという。可溶性シリカが水和のさい生ずる水酸化カルシウムCa(OH)2とポゾラン反応を起こしてケイ酸カルシウム水和物をつくり,これによって耐火性や長期強度が増すなどセメントの性質が改善される。…

※「ポゾラン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android