【Ⅰ】混合物において,それを構成するそれぞれの物質をいう.【Ⅱ】相律においては,各相の組成を完全に表すことができ,かつそれぞれは独立にその量をかえることのできる最小種類の構成物質をいう.また,その数を成分の数という.たとえば,
CaCO3(s) CaO(s) + CO2(g)
の異相平衡においては,成分としてCaOとCO2を選ぶことができる.CaCO3はCaOとCO2の1:1から構成されるとみなされるから,成分として数える必要はなく,この系での成分の数は2である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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