ポリビニルカルバゾール(読み)ぽりびにるかるばぞーる(その他表記)polyvinyl carbazole

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリビニルカルバゾール」の意味・わかりやすい解説

ポリビニルカルバゾール
ぽりびにるかるばぞーる
polyvinyl carbazole

光電導性高分子の代表的なもの。正しくはポリ‐N‐ビニルカルバゾールという。近紫外部の光を吸収して電導性を示す光電導性高分子photoconductive polymerであるが、適当な増感剤を加えることによって感光域を可視部にまで広げ、またその光電導性を向上させることができる。増感剤としてカルバゾール基との間に電荷移動錯体をつくるような電子受容体(たとえば2・4・7‐トリニトロフルオレノン)などがある。最近は電子写真として利用される。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む