増感剤(読み)ゾウカンザイ

関連語 名詞

化学辞典 第2版 「増感剤」の解説

増感剤
ゾウカンザイ
sensitizer

一般に,光による物理化学的変化の促進剤をいう.増感剤は光の吸収体としてはたらき,励起エネルギーを伝達してほかの物質の変化を誘起し,自身は変化しない.例として光化学増感のHg,光合成のクロロフィル,Mnの増感蛍光のPbなどがある.ただし,写真の増感剤では,感光波長領域を広げる分光増感剤(例;シアニン,イソシアニン)のほか,還元過程あるいは黒化度を促進増大する化学増感剤とがある.後者はむしろ熱反応的触媒というべきである.[別用語参照]増感

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む