マイエンヌ県(読み)マイエンヌ(英語表記)Mayenne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイエンヌ県」の意味・わかりやすい解説

マイエンヌ〔県〕
マイエンヌ
Mayenne

フランス北西部,ペイドラロアール地域 (レジオン) の県。旧メーヌ州西部と旧アンジュー州北西端の一部とから成る。県都ラバル。県域は北東端のアバロアール山地 (417m) から南西部 (約 100m) にかけてゆるやかな傾斜をもつ丘陵地で,19~20世紀に森林地帯の多くが開かれ,放牧とリンゴ栽培に利用されている。シャトーゴンティエの家畜市場はフランス国内でも特に重要なものの一つ。工業としては綿織物鋳物,印刷,食品加工などがある。観光も重要な産業で,シャトーゴンティエ,サントシュザンヌなど美しさで知られる町も多い。面積 5175km2。人口 27万 8037 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android