マイクロフォトメータ(その他表記)microphotometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイクロフォトメータ」の意味・わかりやすい解説

マイクロフォトメータ
microphotometer

乾板またはフィルムなどの写真原板の黒化度を,原板上の位置の関数として測定する光学器械。一定の光源の光をレンズとスリット (細隙) で細く絞った平行光束として写真原板に照射し,それをさらにレンズとスリットで絞って光電管,光電子増倍管などで受けて電流に変え,増幅して自記的に記録させる。写真原板を少しずつ移動させながらこの操作をすれば,黒化度の変化に応じて電流が変化するから,原板移動線に沿った黒化度曲線 (いわゆるフォトメータカーブ) が得られる。スペクトル写真,X線その他の放射線回折写真,宇宙線その他の粒子飛跡写真などの測定および解析に用いられる。回折写真などではスペクトルが弧状に現れるものがあるから,正しい位置と正しい方向で原板を移動しないと,結果の解析を誤ることがある。 1899年 J.ハルトマン発明当初のものは肉眼視比較法光度計式であったが,いまはすべて自記式である。

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