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乾板 かんぱんdry plate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

乾板
かんぱん
dry plate

透明ガラス板写真乳剤を塗布,乾燥させた写真感光材料の一種。ゼラチン乾板は,1871年イギリスの R.L.マドックス (1816~1902) が発明した。乳剤の湿潤中に撮影し,乾燥すると感度を失う湿板に対し,乾燥後も撮影が可能なので乾板と呼んだ。現在は精密科学用,電子工業用などを除くとほとんどがフィルムに置き換えられ,姿を消した。

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百科事典マイペディアの解説

乾板【かんぱん】

平面性のよいガラス板に写真乳剤を塗布,乾燥した感光材料。重く,かさばり,割れやすいため,フィルムにとって代わられ,寸法安定性が要求される科学用写真などの特殊な用途があるにすぎない。
→関連項目感光材料写真

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世界大百科事典 第2版の解説

かんぱん【乾板 dry plate】

写真乾板photographic plateともいう。ガラス板を支持体としてその表面に写真乳剤を塗布,乾燥させた写真感光材料。1871年イギリスのR.L.マドックスが初めて作った。処理による寸法変化がきわめて少ないので,写真像の正確な大きさや高い解像力が必要な科学用および工業用に使われる。一般撮影用としては現在ではほとんど使われない。代表的なものとして以下のようなものがある。(1)分光写真用乾板 分光スペクトル写真用の乾板で,紫外,可視および赤外線(1200nmまで)など,種々の波長域用のものがある。

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大辞林 第三版の解説

かんぱん【乾板】

写真感光材料の一。ガラス板に感光乳剤を塗ってかわかしたもの。写真乾板。 ↔ 湿板しつぱん

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