マイクロメータ(その他表記)micrometer

翻訳|micrometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイクロメータ」の意味・わかりやすい解説

マイクロメータ
micrometer

広義には長さの精密測定器を表わす用語としてマイクロメータゲージ (空気マイクロメータなど) も含めて用いられるが,狭義にはねじを利用した長さ測定器をさす。これは,固定されためねじの中でおねじを回転させると,おねじが1回転で1ピッチだけ直進移動することを利用し,ねじの進みによって長さをはかるものである。通常1ピッチが 0.5mmで1回転を 50等分 (目盛り) してあるので,1目盛り (最小目盛り) の動きは 0.01mmである。外側寸法をはかる外側マイクロメータでは,U字形のフレームの一方のアンビルと他方のスピンドル間に物体をはさみ,スピンドルと一体のシンブルラチェット (フリクション) ストップを介して回して,止ったところの目盛りを読取る。バーニヤつきで 0.001mm (1μm) まで読取れるものもある。内側寸法をはかる内側マイクロメータ,深さをはかるデプスマイクロメータ,寸法を直接指針で読む指示マイクロメータ,歯車用の歯厚マイクロメータなどいろいろな種類のものがある。

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